駅鈴・絵馬

南宮大社の駅鈴・絵馬を知る

駅鈴とは

About station bell

駅鈴(えきれい)とは、古代律令制時代に、官吏の出張の際に朝廷より支給されたものです。当時の官吏は、この駅鈴を鳴らしながら往来しておりました。主要道路の各駅は一定の間隔で配置され、駅鈴を鳴らすことで駅子(人足)と駅馬などを徴発させ、各駅で人員や食料を確保し、次の駅に向かって歩いていたそうです。

南宮大社所蔵「駅鈴」

Owned by Nangu

南宮大社には、2つの駅鈴が保存されております。この駅鈴は、寛仁元年(1017)後一条天皇即位の際に諸国の大社48社に奉献されたもののひとつと伝えられております。
駅鈴には刻み目というものがあり、その数によって調達できる馬の数が決められていたといわれております。南宮大社に保存されている駅鈴には刻み目は発見されておりませんが、底についている出っ張りの数に意味があったと伝えられております。

絵馬とは

About ema

絵馬とは、現代は個人が祈願の内容を書いて神様に奉納するものです。個人だけでなく、企業が会社として奉納することもあります。地域によって形状や奉納方法には違いがあり、それぞれの神社独自の絵馬が授与され、その種類は多岐に渡ります。
かつて、絵馬は元々馬を奉納していたのが始まりでしたが、馬を奉納するのは大変なため代わりに馬を描いたものを奉納したのが今の絵馬の始まりとされております。

南宮大社所蔵「絵馬」

Owned by Nangu Ema

南宮大社には、多くの絵馬が奉納されております。南宮大社は、金属の神として古くから厚い信仰を集めており、全国から鍬、鎌などの金属製品を取り付けた「金物絵馬」が多く奉納されております。中には機械メーカーが奉納したエンジンや歯車、車のマフラーなどもあり、金物の神として信仰を集めた南宮大社ならではの絵馬であるといえるでしょう。